瞑想教師プロフィール

 

 

丹野 太介

 (たんの だいすけ)

  

 

子供の頃、自分が周囲から浮き上がったような違和感を感じていました。

周りの人たちに馴染めない寂しさ。自分だけが劣っているような劣等感。世界に対する強烈な違和感。

どんな環境に身を置いても自分の居場所がないような寂しさ。

 

やがてそんな劣等感に蓋をするようにNGOや青年海外協力隊に参加して国際協力の分野に身を置くことになりました。

さまざまな価値や宇宙観を持つ人々と触れ合う機会を得ることができました。

カンボジアの先住民族と接する中で、アニミズムの自然との共生を基盤にする宇宙観に触れて大いに感銘を受けました。

 

しかし一方では子供の頃から抱えていた劣等感は満たされず、国際協力の場で人々に貢献することで自分の価値を認めてもらいたいというエゴは肥大するばかりでした。

 

その後も同じような理由から震災ボランティにも参加しましたが、やはり気がついた時には他人との比較や無意識の競争にはまっていました。

人の役に立っているという仮面の下で、心の奥底には強烈なエゴが形成されていました。

 

そんな葛藤の中で、ある時宇宙の導きのような形で瞑想に出会うことになりました。

瞑想に出会った詳しい経緯は次のブログ記事を読んでいただければと思います。

 

 

 瞑想に出会ったきっかけ(前編)

 瞑想に出会ったきっかけ(後編)

 

 

瞑想を日常に取り入れると、それまで心の奥に抑圧していた様々な感情と向かい合うようになりました。

怒り、悲しみ、恐怖、劣等感(その裏返しの優越感)、不足感などなど。

 

湧いてくる感情をひとつずつ観察していく中で、嵐のような感情の波にも目を背かずに向かい合えるようになりました。

そうすると、着実に心の重荷は降ろされていき、風通しがよくなっていきました。

 

ようやく劣等感をごまかしたり自分の価値を証明するために何かを頑張る必要はなかったのだと気が付きました。

 

”頑張らなくていい”

”今と違う自分になる必要はない”

”状況をコントロールする必要はない”

”問題を無理に解決する必要もない”

 

今まで頭でわかっていても実践できなかったことが、心の底から腑に落ちていきました。

この気づきは大きな解放をもたらしてくれて、心が一気に自由になりました。

特別でもなんでもないそのまんまの自分でいい。

 

日常はシンプルなものになり、誰かに認められたり自分の価値を証明する必要性からも解放されました。

目の前の出来事を都合よく意味づけしたりストーリーに当てはめて解釈することも無くなりました。

世界に対する意味づけをしなくなると、それまで見逃していたありのままの壮大さに気が付き始めます。

美しい風景に感動し、生き物たちの愛らしさに喜ぶようなシンプルな日常になりました。

 

瞑想に出会ったそのままの流れで、タイのチェンマイでトレーニングコースに参加して瞑想を伝えるインストラクターになりました。やがて瞑想を学んだボブ・フィックスの通訳をするようになり、日本各地のワークショップやタイの瞑想トレーニングコースの通訳をしながら移動の多い日々になりました。

 

最近はコロナの影響で改めて自分を見つめる機会が与えられています。

世界の多くの人が同じ状況に置かれる中で、世界全体が大きなパラダイムの転換を迎えているようです。

こんな大変革の時代、瞑想の実践により心に柔軟なスペースをつくることが大きく役にたつと感じています。

 

 

ブログ  :瞑想日記

 

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